チラシの原稿作成とは、次の四つの原稿を「書き描きあげる作業」のことをさす。
- 紙面構成の原稿、ラフスケッチ、仮割り付け用紙
- 読む原稿、文字系の文案、コピー原稿
- 見る原稿、写真、マンガなどイラスト系原稿
- 刷る原稿、用紙や色指定
いよいよ原稿づくりですがこれをどこから手をつけて いくか、まず、プラン原稿ともいうべき企画書の四項目に、一つひとつ答えるつもりで、紙上企画を練っ ていく。１、 2、3と書くなかで、訴求重点や制作像が次第に姿をあらわし、あせりの想念が、具体的な制作イメージの糸口へと変わっていくから不思議である。
新聞編集は記事内容から形をきめていくが、チラシのような小型媒体は、形から、配置から内容へのコースをとると編集が早くすすむ。何人かで集団編集するときも、制作方針とねらいを意思統一したら、まずラフスケッチを何枚かずつ出しあって、ナマの予想ヒナ型を目の前において討論し、採否や合成法、組合せ方を検討するのがよい。またラフに反対意見はつきものだが、音声言語だけでは、果てしなき抽象的空中戦になるので、何枚か代案ラフを出しあうのが、制作畑の 民主的解決方法と創造です。
。