色の選択と判断

色の選択と判断は、非常に重要なポイントです。
とくにチラシは最初に読者の目に訴えるものは色だからです。
色彩だから、文案がどんなに良くても、色彩効果がチラシ編集一切の死生を制することが多い。 チラシ制作時、どうしてもオジ気づいて、保守的な配色におちいりやすいことがあります。ここは 色の印刷効果を知って、主題にふさわしい攻撃力をカラー、バランスに内蔵していこう。 色の失敗を防ぐには、安心できるまでラフスケッチでカラー原稿を作成すること、同一イメージの現物を貼付して模倣する、デザイナーにカラーデザインを頼み、カラーラフを間にはさんで納得できるまで相談する方法があるが、経済性も考えて、色組み合せ方式を多用したほうがいいです。

配色演出にはいく通りものやり方があります。

配色構成のやり方には、
色上質紙+単色・・・ これはこれで味わいがあり、すっきり仕上げるためには用紙の地色と同系色の色で刷るのがコツです。
スクリーントーンの階調の濃淡を迷彩的に使って、立体感、遠近感、律動感などの刷り上がり効果をねらう方法もあります。巧みに使うと一色追加効果と奥行きが 生じます。
回一色+別の一色+カケ合わせ色・・・ 2色刷りだが色のカケ合わせ部分を作り、紙の地色ふくめて4色効果と理屈どおりにはいかないが、この場合は、主色をきめ副色で主色を盛り立て、カケ合わせは補助色とするのが コツです。