色彩について

十七世紀にニュートンが光の分散を発見してから、色彩は、視覚媒体の基礎的な構成要素となりました。色彩は、生活環境、労働能率、販売促進そして主張訴
求などに大きな影響を放つので、チラシ、ポスタ ー制作の場合でも、色彩心理の分析、読者側の好みや時代の流行、組織のデザイン統一システム(すべての色彩、造形、模様、形態のデザインを統一して楠成員や消費者の対組織イメジを向上させる手段)を総合して、色彩に対する基本方針を確立することを、色彩計画とよびます。
色選びをする場合に、マンセル表色系の知識色選びが役立つので紹介します。

アメリカの画家マンセルは、色彩を①色相、②明度、③彩度(純度)の三属性で、円周上に十分割して配列するやり方を考案しました。色相環(しきそうかん)の特色は、対称の位置にある色相が補色関係になっているので、実用価値がたかい。 色相とは色合いのことで、明度は色の明暗のぐあいをさし明るい調子、暗い色調とよび、彩度はいろどりの深浅をいい、澄んだ、濁 った、とよばれる。 色の感情性を色感(しきかん)という。 色の感情性 (色感)赤色系は暖色 ・興奮色といい、青色系は茶色 ・沈的色といわれるのは、色彩に対する人間の感覚的な受けとり方を示す見方であろう。一般に明度が高いほどあざやかで、低いほど重く、彩度の高い色は美しく派手で、低い色ほど素朴、地味に感じられやすい。